そびえ立つ城壁。 明石城
【はじめに】
6月15日から16日まで1泊で兵庫県に行き、赤穂城、明石城、有馬温泉と訪問した。
もちろんドライブ旅行である。
今回この記事では明石城について記述する。
4年前、私たち夫婦は、青春18きっぷを使って姫路城を巡った。 まもなく姫路というところで列車の車窓から、ふたつの三重櫓を両端にし、それはそれは大きな城壁が見えた。
はじめは城の名前を知らなかったが、一見でそれが由緒ある歴史を持った城であるということがうかがい知れた。
そしてそれが明石城であった。 その日は姫路城に集中していたので、残念ながら寄っている時間はなかった。 しかしいつかここに訪れようと決めていたのであった。
【本文】
クルマは明石駅の駅前立体駐車場に停めた。
昼食はピオレ明石内のレストランにて済ませ、13:30より城の散策を行った。
食事をしたため、駐車券(一部)をいただいた。
少々雨が降っていたが、それほどひどくなく、傘を差すほどではなかった。
幅20mほどの広いお堀。 閉鎖水域なのか、濁っている。 堀端にいると、でかいコイが何匹か餌をもらえると思ったようで、パクパクと口を開けて寄ってきた。
明石城公園。 整備されている。 平日、少々雨模様のため、人があまりいない。
濡れた坂道を櫓を見上げながら登る。 草木が多い。 上ばかり見ていると水たまりに足を突っ込んでしまう。
JRの列車から見た、この場所に立つ。 「ようやく来ましたよ。」誰へとはなくつぶやく。 明石海峡を望む。 明石海峡大橋も見える。 なぜか湿った風が心地よい。
この二つの櫓は、現存であるという。 また重要文化財であり、現存する三重櫓は日本で12基しかない。 そのうちの2基がここにある。 我々はとても良いものを見た。 次に来るときには、櫓の中が公開されている日に来ようと思う。
【さいごに】
今まで行った城で訪問を後悔した城はひとつも無いが、この城もファーストビューから城壁を見上げたときや、各櫓を巡ったときなど、我々はわくわくが止まらなかった。 日本にはなぜこんなにも我々の気持ちを揺さぶってくれる建造物や美しい場所、見るべきところが多いのだろう。
このお城で100名城は35城目である。 まだまだわくわくできる。 これからがさらに楽しみである。