鎌倉めぐりの3人(特別編)
【はじめに】
男 3人で、秋の鎌倉めぐりをした。 これはその時の記録である。
今回の記事は、熟年夫婦でも、ドライブ旅行でもない。したがって「特別編」とする。 読んでいただけると幸いである。
さて、男3人であるが、全員、愛知県に住んでおり、60代である。 まだ現役である。 私シン爺と、あと2人はA氏、N氏としておく。 A氏は経営コンサルタント、N氏は会社経営者である。 私は60人ほどの中小企業の製造部に所属している。
今回の鎌倉旅は、A氏の企画立案、N氏の宿泊手配で始まった。 したがって私はそれに誘われ、乗っかっただけである。 一般ピープルなのである。
さて、自己紹介はこれくらいにして、旅についての記述をしていく。
【スケジュール】
1泊2日にしては、てんこ盛りである。 1日にふつう2、3カ所しか回らない私には、こんなに回れるのだろうかと、目がくらみそうであった。 さすが企画の達人 A氏である。 ポストイットだらけのるるぶに、ちょっと引きながらも、気を取り直して、ひたすらついていくことに徹した。
ー1日目ー
■ 8:08 名古屋駅
■ 8:24 三河安城駅 写真ー1
■ 9:36 新富士付近 写真ー2
■10:07 熱海駅
■11:30 鎌倉駅 写真ー3
■12:00 昼食(「山里」にて) 写真ー9、10
■12:50 大河ドラマ館 写真ー11~13
■13:10 鶴岡八幡宮 散策 写真ー4~8、14、15
■13:40 頼朝の墓 写真ー16、17
■14:15 建長寺 写真ー19、20
■15:15 明月院 写真ー21~23
■15:40 円覚寺 写真ー24
■17:15 ホテル(相鉄フレッサイン鎌倉) 写真ー26~29
■18:30 夕食(「いろは茶屋」にて)
ー2日目ー
■ 7:45 大船駅 写真ー30
■ 7:45 江ノ電 鎌倉駅
■ 7:53 長谷駅
■ 8:00 高徳院(鎌倉の大仏) 写真ー31~34
■ 8:30 長谷寺 写真ー35、36
■ 9:25 しちりが浜駅
■ 9:36 茅ヶ崎のカフェ「Double doors Navy」 写真ー37~39
■10:30 江ノ島駅
■10:55 エスカー(江ノ島の有料エスカレーター) 写真ー43
■11:17 シーキャンドル 写真ー44~46
■12:00 サムエル・コッキング「温室遺構」 写真ー47
■12:30 昼食(「海花亭」にて) 生シラス丼とノンアルコールビール 写真ー48、49
■13:10 江ノ島岩屋 写真ー50~52
■13:40 べんてん丸(船)乗船 写真ー53
■14:10 湘南モノレール 写真ー54、55
■14:35 小田原 こだま731号
【本文】
鎌倉への旅は、名古屋駅を朝8時のこだま704号に乗ることから始まった。 私は三河安城で合流した。 朝のこだまは比較的すいていた。 天気はまぶしいほどの快晴であった。 「いい天気に恵まれましたねー」とか「心がけが良いからですよねー(笑 & 笑)」とか、いつもどこかで交わされる無難な会話から始まった。 とはいえ、旅が最も盛り上がる瞬間である。
新富士駅に到着する少し前に、車内アナウンスで、「富士山が左手にきれいに見えております、わずかなひとときですが、お楽しみください」と伝えていた。 ちょっとびっくりである。 最近のJR東海は、なかなか風情がある。 おもてなし精神か? 「いいね♡」マークをタップしてあげたくなった。 あれば だが。
ちょっと飛ばして、鎌倉駅到着。11時30分。
ここで企画の達人、Aさんが俳句に凝っていて、その影響なのか、一句 浮かんだ。
「男3匹 すすめ 秋の鎌倉」 by シン爺
「3匹」でちょいワルっぽくし、「すすめ!」で躍動感、わくわく感を表してみた。 ただ全体が、句またがりになってしまった。 これは前途多難か。
ここで、休憩。 お昼ご飯をいただくことにした。 「山里」にて。 地ビールを一杯
腹ごしらえが終わったので、少し歩いて大河ドラマ館へ。 「ただ今、すぐに入館できます」につられた。(入館料1,000円/人) 13時少し前に入場できた
この辺りで、Aさん、鎌倉めぐりで、一句浮かびそうな予感が、、、。 歩きながら俳句を考え出す。 歩くスピードがやや落ちる。 うーん、名作が出そうな予感。
建長寺へ歩いて向かう。 暑くて上着を脱いだ。
さてこの日の夕食は、ホテルのフロントで紹介してもらった「寿司居酒屋 いろは茶屋」。 3人そろって一杯。 なんでもホテルのカードキーを見せれば、1人1杯無料とかで、とても得をした。 フロントで、おすすめのお店を聞いたのがよかった。 やはり旅行者はこの手に限る。 料理もいいタイミングで来るし、とてもいい感じであった。 寿司というだけあって、魚介類がおすすめである。 東京近郊にしてはテーブルが広い、我々おじさんにはちょうど良かった。 フライにかけるのはソースか醬油かで盛り上がったり、目玉焼きはだんぜん塩ですよ、と言ったら驚かれたり、まるで中学生である。
結局、飲み代全部含めて、割り勘で一人3,000円程度で済んだ。 大満足である。
この日の歩数は、16,081歩。 よく歩いた。 したがって、22時半に就寝。 スリープサイクルによる快眠度は75%。 久々の良い数字であった。
ー2日目ー
2日目の朝、7時30分に行動を起こした。 朝食は昨夜近くのコンビニでおにぎり等を買っておいたので、それですませた。
さて、ここでまた一句浮かんだ。
「つき進め 秋の鎌倉 ダンガンで」 byシン爺
だいぶつさまを仰いだ写真を見ていて、一句浮かんだ(この文章を書いていてである)。
「だいぶつを 仰ぎて見るや 鰯雲」 by シン爺
いわし雲なんて写ってないじゃないか、と突っ込まれそうであるが、ご容赦を。 私には見えたような気がしたのである。 それに「鰯雲」は秋の季語。 使わないと俳句が成立しない。
よって重ねてご容赦いただきたい。
ということで、あちらこちら回ったが、ここで鎌倉の旅行で行く予定の場所はすべてクリア。
ミッションコンプリート、である。(使い方が正しいかはわからないが)
ただ、今来た道を、駅まで引き返さなければならないのか、と思うとちょっと目がくらみそうになった。しかしここで救いの看板が。「おかえりはべんてん丸で」ということで我々は即決して乗り込むことに。いやー、助かった。
【おみやげ】
忘れてはならないのが、おみやげ「鳩サブレー」である。前回夫婦で来た時買い忘れていて、思い出したときは、どこにも売っていなかった。
廉価版であるが、8枚入っていて、家庭で楽しむには充分である。
【さいごに】
今回の旅行は、いつもの記事とは違って、男だけの旅行であったが、なかなか充実していた。 リタイア後の生活の一部が見えたような気がする。
また歩数に関しても、2日目は19,514歩であった。 ふだん1万歩を目標にし、なかなか越えないでいる私からすると、2日連続で1万歩越えなどびっくりである。 そのせいか、未だに右膝が痛む。 ただ、充実感のある痛みである。
これからもこうした旅行の企画で誘っていただいたときは、半年に1度くらいであれば、参加していきたいと思う。
後日、Aさんから俳句がラインで送られてきた。 ご本人には無許可だがご披露。 Aさんごめんなさい。
「鎌倉の寺巡りたり秋日和」 by S.A.
反省点 1.両手が自由になるリュックタイプのバッグを用意すべきであった。 2.朝食にカップみそ汁を購入したが、割り箸をもらうのを忘れていた。 フロントに問い合わせたが、1階のフロント渡しです、と言われてもらいに行くのを断念した。 3.カフェにてスマホでのオーダーでまごついた。 バーコードで注文の仕方に慣れておく必要がある。
最後に、また一句浮かんだ。
「鎌倉を 巡り巡って 秋の暮れ」 by シン爺