現存天守 三城 【今までの記事より】

2022年10月6日

はじめに
このブログを始めてから、お城の記事をいくつかアップしている。記述しているのは「百名城」が中心である。今回はその中で取り上げた三つの「現存天守」について特集をしてみることにした。お付き合いいただければ、と思う。
対象となるのは「備中松山城(岡山)」「松江城(島根)」「彦根城(滋賀)」である。以下、順に記述する。(なお文中に出てくる情報はすべて訪問日のものである。ご容赦いただきたい。)
本文
【備中松山城】重要文化財 岡山県高梁市
1)訪問日 | 2020年12月28日、29日
2)紹介記事 | 「天空の城/備中松山城の雲海」
3)印象に残ったこと | ①雲海 ②雲海展望台から見た夕陽 ③備中松山城 ④猫城主さんじゅーろー ⑤雲海展望台の帰りのサル
4)備中松山城について |
①概要/臥牛山(がぎゅうざん)のひとつである小松山430m地点に築かれている。現存天守で唯一の山城。天守閣は高さ11m。現存天守としては一番低い。しかし一番高い場所に築かれている。
②構造/※1二重二階 木造 現存
5)駐車場から天守閣まで | 30分ほどの山登り。ふいご峠駐車場が牛伏山8合目ほどにある。
そこから800mほど山道を登り天守閣へと向かう。高低差は100mほど。歩く距離はそれほど長いわけではないが、ふいご峠に木の杖があり念のため借りた(5分ほど登ったところでスタンプ帳をクルマまで取りに戻ったため、よけいに疲れた)。

5)写真

写真ー1 備中松山城雲海1
写真ー1 備中松山城 雲海 その1/日の出直後の午前7時ころ。吐く息が白い
写真ー2 備中松山城雲海2
写真ー2 備中松山城 雲海 その2/荘厳な眺め あまりのすばらしさに思わず息をのむ。白の世界、思いのほか明るい
写真ー3 備中松山城夕陽1
写真ー3 備中松山城 夕陽 その1/雲海を見に行く前日の夕方。鮮やかな夕陽。これもまたすばらしい眺め
写真ー4 備中松山城 夕陽 その2
写真ー4 備中松山城 夕陽 その2
写真ー5 備中松山城 雲海展望台(日中)
写真ー5 備中松山城 雲海展望台(日中)
写真ー6 備中松山城 その1
写真ー6 備中松山城 その1
写真ー7 備中松山城 その2
写真ー7 備中松山城 その2
写真ー8 備中松山城 石垣
写真ー8 備中松山城 その3 石垣/大河ドラマでこの場所が使われた
写真ー9 備中松山城 城内から
写真ー9 備中松山城 城内から
写真ー10 備中松山城 復古図
写真ー10 備中松山城 復古図
写真ー11 さんじゅーろー氏 城主に就任
写真ー11 さんじゅーろー氏 城主に就任
写真ー12 さんじゅーろー城主、家臣の膝の上にて
写真ー12 さんじゅーろー城主、家臣の膝の上にて休憩中
写真ー13 雲海の展望台付近
写真ー13 雲海の展望台付近。サルとの遭遇
写真ー14 雲海展望台付近/サルに出会う
写真ー14 雲海展望台付近/サルのお出迎え。ちょっとコワい
写真ー15 備中松山城 スタンプ
写真ー15 備中松山城 スタンプ/「日本100名城に行こう」 P115


【松江城】国宝 島根県松江市

1)訪問日 | 2021年12月29日
2)紹介記事 | 「山陰へのドライブ旅行2021」
3)印象に残ったこと | ①松江城天守閣 ②お堀の遊覧船めぐり 
4)松江城について |
①立地が市の中心であるため、とてもアクセスがいい。駐車場を下りてすぐの堀めぐりの舟。お堀めぐりを一周楽しんだ後の天守閣へのアクセス。山城であれば天守閣に着くまでがたいへんな行程になるが、あっという間である。それだけ攻められやすいといえばそうであるが、当時は現在の駐車場の場所にたどり着くまでに、お堀やら廓やら石垣やらが立ちはだかって、とてもじゃないけれど、行くことができなかったであろう。城を中心に町が発展したという典型ではないだろうか。
②構造/※1複合式望楼型 4重5階 地下1階 木造 現存
5)写真

写真ー16 松江城屋形船
写真ー16 松江城 堀川遊覧船/こたつ付き(残念ながら掘りごたつ式ではない)
写真ー17 松江城堀川遊覧船2
写真ー17 松江城 堀川遊覧船より石垣を望む
写真18 松江城堀川遊覧船3
写真ー18 松江城 堀川遊覧船から水鳥たち/なかなかほほえましい
写真ー19 松江城 堀川遊覧船
写真ー19 松江城 堀川遊覧船から4
写真ー20 松江城 堀川遊覧船
写真ー20 松江城 堀川遊覧船/船頭さんのトークに思わずほっこり。橋を通り抜けるときは、舟の屋根が思いっきり下がってくるのでアゴがテーブルに付くほどにしなければならない
写真ー21 松江城 入口
写真ー21 松江城その1 駐車場入ってすぐ
写真ー22 松江城その2
写真ー22 松江城その2
写真ー23 松江城その3
写真ー23 松江城その3/黒く渋い。まさに武士
写真ー24 松江城その4破風
写真ー24 松江城 その4 破風
写真ー25 松江城5
写真ー25 松江城その5 全景
写真ー26 松江城内より
写真ー26 松江城内より下を望む
写真ー27 松江城内
写真ー27 松江城内/格子窓
写真ー28 松江城内井戸
写真ー28 松江城内井戸/天守閣内の井戸。籠城に備えていたよう。快適とは程遠いが、生き延びることはできたのであろう。当時の武士の凄味が感じられる
写真ー29 松江城スタンプ(百名城めぐり)
写真ー29 松江城スタンプ/「日本100名城に行こう」P116


【彦根城】国宝 滋賀県彦根市
1)訪問日| 2022年5月2日
2)紹介記事 | 「彦根城/安土城 訪問記」
3)印象に残ったこと | ①凝った作りの破風が連なる天守閣の美しさ ②縄張りのセンスの良さ ③琵琶湖の水利を利用したロケーション(天守閣からの眺め)
4)彦根城について | 大河ドラマをよく見るせいか、井伊家というと「おんな城主直虎」を思い出してしまう。中学生のころなら桜田門外の変で暗殺された井伊直弼ということであったのだろう。いずれにしても、歴史上の人物ばかりが輩出する井伊家である。彦根城が建てられたのは関ヶ原の戦いの後、※2大阪城冬の陣、夏の陣のころということで、徳川方と豊臣方のにらみ合いの真っ最中であった。しかも場所的に最前線である。本当にいくさを意識して作ったに違いない。とはいえ、一度も城を舞台に戦闘をすることはなかったとのこと。  
②構造/※1望楼型 三重三階  木造 現存

5)写真

写真ー30 彦根城天秤櫓
写真ー30 彦根城「天秤櫓」(てんびんやぐら)
写真ー31 彦根城天秤櫓を下から望む
写真ー31 彦根城天秤櫓を下から望む
写真ー32 天平櫓中から
写真ー32 天秤櫓中から橋を望む
写真ー33 天秤櫓看板
写真ー33 天秤櫓看板
写真ー34 彦根城天守閣への行列
写真ー34 彦根城天守閣への行列/大人気!
写真ー35 彦根城全景
写真ー35 彦根城全景
写真ー36 彦根城天守閣
写真ー36 彦根城天守閣/※2切妻破風や唐破風、釣鐘のような形の花頭窓(かとうまど)も興味深い
写真ー37 彦根城全景その2
写真ー37 彦根城全景その2/3重3階の天守。白さが美しい
写真ー38 彦根城石垣
写真ー38 彦根城石垣
写真ー39 彦根城お堀
写真ー39 彦根城お堀
写真ー40 大手門橋塵取石垣跡
写真ー40 大手門橋塵取石垣跡
写真ー41 藤
写真ー41 藤
写真ー42 彦根城玄宮園とお城
写真ー42 彦根城 玄宮園とお城
写真ー43 彦根城玄宮園のかやぶき屋根の家
写真ー43 彦根城玄宮園の茅葺き屋根の家
写真ー44 彦根城屋形船
写真ー44 彦根城屋形船
写真ー45 百名城めぐりの彦根城スタンプ
写真ー45 彦根城スタンプ/「日本100名城に行こう」P121

参考文献
※1/中城正堯著「日本100名城に行こう」株式会社 学研プラス 
※2/彦根城パンフレット「国宝 彦根城天守」彦根城運営管理センター発行