山陰へのドライブ旅行2021

2023年3月25日

2021年12月末

島根と山口へ夫婦での旅行を計画した。
もちろんドライブ旅、クルマでである。

先週、各地で大雪が降った。そんな中、三河からクルマで行くのは無謀な気がしたが、
宿を予約してしまっていること、雪道を少しは走ってみたい誘惑に駆られて、強行することとした。

さてどうなるか、ちょっとした不安もあるが、とても楽しみである。

2022年1月帰宅後 旅行で印象に残ったこと

訪問して最も印象が残ったのは、元乃隅神社と角島大橋である。
神社は海へと連なる赤い鳥居。強い風を受けた日本海、そして波、白いしぶき、青い空、まぶしい光

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写真ー1 元の隅神社/撮影スポットより

 

写真ー2
写真ー2 元乃隅神社/鳥居の下から上を望む。まだ中間地点。 

角島大橋は島にかかる長い橋、海の上にぽっかりと浮かんだ橋の上を時折行き交うクルマ。
何枚も写真を撮ったが、そのどの一枚よりも現実の光景の迫力にはかなわない。

写真ー3
写真ー3 角島大橋/高台から橋を望む。
写真ー4
写真ー4 角島大橋/島側に渡っているクルマの車窓から。

ー今回の旅行の説明ー
今回の旅行は、なかなか楽しかった。2泊3日で総走行距離1,683km。
【1日目】
愛知県西三河を朝6時に出発し、高速道路で豊田南ICから新名神、神戸JCTから中国道、岡山の落合JCTから米子道を通って目的地へと進んだ。
3度ほどSAで休憩し、12時半頃いったん高速を降り道の駅「奥大山」にて昼食をとることとした。
食堂「なないろ樫」は表のクルマの少なさに比べて混んでいた。
待たずに座れたが、我々が入りすべてのテーブルがいっぱいとなった。
地元の名物の大山おこわと大山どりがセットになっている「おこから定食」を頼んだ。1,200円/人であった。
妻にはちょっと脂濃かったようだが、唐揚げ好きの私には、ちょうど良かった。

写真ー5
写真ー5 おこから定食/鳥がたくさん。腹持ちが良い。

13時半頃道の駅奥大山を出発し、14時半頃松江城に着いた。
駐車場の入口がわかりにくかったが、いったん通り過ぎ引き返して入ることができた。
数台の空きがあったので、すんなりと入ることができた。

まず、事前に雑誌「日本の名城を歩く」2018.6.9.発行P38で見かけた堀川の遊覧船に乗ることとした。
定員10人程度の舟にこたつ、伸縮式の屋根が付いている。
橋をくぐる際は我々も上体ごと頭を下げなければならない。
なかなか一体感があってテーマパークのアトラクションに乗っているようでもあった。
お堀を一周回るのに50分ほどかかるのだが、船頭さんの面白いトークもあって、そんなに長く感じなかった。
通常見られる場所ではないところから城を観察する、それだけでも話のネタになる。
雪がチロチロ舞ってきて、水鳥たちもあちらこちらでみることができ、舟の中にいるのだけれど、こたつでぬくもりながら、見どころ満載で、とてもおすすめであると思った。

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写真ー6 堀川船から/水鳥が迎えてくれる。

 

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写真ー7 橋をくぐる舟の中から/狭い、低い、トラ模様のパイプの下をくぐる。
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写真ー8 堀川船から見た松江城
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写真ー9 松江城 全景/存在感に圧倒される。

 

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写真ー10 破風/凝った造り、そして威厳。

宿の「湯陣 千代の湯」には18時半頃に着いた。
玄関前の駐車場は満杯で、宿の係りの方に離れた駐車場にクルマを停めていただいた。
食事は美味少量プランにした。
少量で物足りなければ追加注文しよう、と思っていたが、とてもおいしくて満足できた。

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写真ー11 千代の湯 夕食/季節の魚が入った「へか焼き」や島根牛の陶板焼きをいただいた。

仲居さんもとても気さくで親切でお話も上手で楽しめました。次の日の観光案内を持ってきてくれました。
温泉もとてもよく温まった。
美肌効果のある硫酸泉質で、お肌にとてもよく風呂上りはすべすべを実感した。
長く運転したためか、22時には床に就いた。深夜はかなり雨が降っていたよう。
うっすらと夜明け前に雨音がしたのを覚えている。
すぐにまた寝入ってしまった(快眠度72%Sleep Cycleによる計測。通常は59%くらい)。

【2日目】
6:00起床 朝風呂、温泉
7:00朝食

写真ー12
写真ー12 千代の湯朝食/旅館の料理、毎回楽しみです。

2日目は9時半頃出発。出発の際に玉造温泉の町を散策した。
チェックアウト後だったが、クルマは千代の湯さんの駐車場に停めさせていただいた。
若女将さんから快く「どうぞ」おっしゃっていただいたので大変助かった。
雪がちらちら降っていて、そんな中温泉街を歩くのはなかなかの風情であった。

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写真ー13 玉造温泉街を歩く/川沿いに撮影スポットがたくさん。

 

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写真ー14 玉造温泉 通り沿い/かわいらしいオブジェ。さすが出雲たくさんの神様がいらっしゃる。

 

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写真ー15 玉造温泉街/まがたま屋さん。おしゃれな店がたくさん。 

 

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写真ー16 宿の仲居さんに教えていただいたおいしいケーキ屋さん

 

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写真ー17 おろちモンブラン/「おすすめ!」とポスターに記載があった。もちろんいただきました。

(「ロコグルメ/地域で出会ったおいしいもの特集」にも記載)玉造を後にして宍道湖の周りを走って山口へ。

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写真ー18 風と波の強い宍道湖/水鳥たちが群れていた

 

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写真ー19 日本海 風力発電/風と波が強い
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写真ー20 道の駅キララ多伎のフードコーナーから

 

19:00ころ「ユウベルホテル松政」に到着。予定より1時間半遅れ。
玉造温泉から日本海沿いに山口の湯田温泉まではグーグルマップでは4時間と少しだが、
思いのほか時間がかかった。雪で規制があったためか、あるいは寄り道しすぎたか?

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写真ー21 ユウベルホテル松政の外観/楽天トラベルで人気第1位とあったので予約した。
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写真ー22 夕食/豪華、おしゃれ、うまい!ビールが進む。

食事もお風呂も想像以上に良かった。地ビール(写真の中央ちょっと上)もいただいた。
この日も。ゆっくり眠れた(快眠度71%、Sleep Cycleによる計測。私の通常は59%)。

【3日目】
6:00起床。朝温泉。8:00朝食

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写真ー23 朝食/おかわり、2杯した。

10:00チェックアウト、湯田温泉を出発。
予定は、萩城、元乃隅神社、角島大橋、湯谷湾の日帰り温泉、紅白を聞きながら愛知県まで帰宅。(かなりハード)

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写真ー24 道の駅 萩往還/突然ぽっかりと街道に屋根付きの門が迎えてくれる。思わず立ち寄った。正解!

 

写真ー25
写真ー25 瓦そば/うまい!アツアツ、牛の脂がぱちんとはじけた。(うどん茶屋「橙々亭」にて)

(「ロコグルメ/地域で出会ったおいしいもの特集」にも記載)

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写真ー26 萩城/上にいるのは妻
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写真ー27 萩城/天守跡より堀を望む

14:00に萩城を出発し、元乃隅神社へ向かう。
国道191号からそれて、ナビに従い狭い道をくねくねと海岸方向に向かう。
4~5キロくらい走ると、海が開けるのとほぼ同じタイミングで赤い鳥居の一部が見えてきた。15:00。
そのままきれいに整備された駐車場へと促される。料金を払い、奥のほうの空いているスペースに停める。
あとは、冒頭で述べたとおりのフォトジェニックなポイントだらけである。寒さと風の強ささえ気にしなければ、いつまでも居たい場所である。

写真ー28
写真ー28 元乃隅神社駐車場から/海が盛り上がる?

15:52ころ元乃隅神社を出発し、角島大橋には16:40ころ到着した。

写真ー29
写真ー29

まだ明るい時間に着けて、夕陽が沈む様子を写真に撮ることができた。
角島大橋と夕陽そのあと角島に渡り、島を2周ほどぐるぐる回っている間に陽が沈んだ。
暗くなってから、湯谷温泉「楊貴館」にて温泉を利用し、温まってから中国道経由で帰った。
いいお湯だった。明るい時間に入ると湯谷湾の眺めが素晴らしかったのでは、と思われそれが少し残念であった。

帰りの高速は積雪の場所が多かった。3度ほどSA/PAに誘導されタイヤチェックを受けた。
チェックの係員は深夜、雪の中、クルマを停めさせて、懐中電灯でタイヤをチェックする。嫌なことを言う人もいるだろうに、本当に大変だろうな、と思った。思わず「寒い中大変ですね、ごくろうさま」と声をかけると、ほんの少し間があって、嬉しそうに「ありがとうございます。お気をつけて」と返してくれた。なんだかちょっと暖かくなったような気分だった。
また、時折除雪車の隊列が大晦日の深夜にもかかわらず除雪作業をしてくれており、無事に通れるのもその作業のおかげである。感謝申し上げたい。

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写真ー30 中国道PAにて/3度目のタイヤチェックを受けた直後

 

写真ー31 帰宅後のトリップメーター/1,683.5km

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。