山陰へのドライブ旅行2021
2021年12月末
島根と山口へ夫婦での旅行を計画した。
もちろんドライブ旅、クルマでである。
先週、各地で大雪が降った。そんな中、三河からクルマで行くのは無謀な気がしたが、
宿を予約してしまっていること、雪道を少しは走ってみたい誘惑に駆られて、強行することとした。
さてどうなるか、ちょっとした不安もあるが、とても楽しみである。
2022年1月帰宅後 旅行で印象に残ったこと
訪問して最も印象が残ったのは、元乃隅神社と角島大橋である。
神社は海へと連なる赤い鳥居。強い風を受けた日本海、そして波、白いしぶき、青い空、まぶしい光
角島大橋は島にかかる長い橋、海の上にぽっかりと浮かんだ橋の上を時折行き交うクルマ。
何枚も写真を撮ったが、そのどの一枚よりも現実の光景の迫力にはかなわない。
ー今回の旅行の説明ー
今回の旅行は、なかなか楽しかった。2泊3日で総走行距離1,683km。
【1日目】
愛知県西三河を朝6時に出発し、高速道路で豊田南ICから新名神、神戸JCTから中国道、岡山の落合JCTから米子道を通って目的地へと進んだ。
3度ほどSAで休憩し、12時半頃いったん高速を降り道の駅「奥大山」にて昼食をとることとした。
食堂「なないろ樫」は表のクルマの少なさに比べて混んでいた。
待たずに座れたが、我々が入りすべてのテーブルがいっぱいとなった。
地元の名物の大山おこわと大山どりがセットになっている「おこから定食」を頼んだ。1,200円/人であった。
妻にはちょっと脂濃かったようだが、唐揚げ好きの私には、ちょうど良かった。
13時半頃道の駅奥大山を出発し、14時半頃松江城に着いた。
駐車場の入口がわかりにくかったが、いったん通り過ぎ引き返して入ることができた。
数台の空きがあったので、すんなりと入ることができた。
まず、事前に雑誌「日本の名城を歩く」2018.6.9.発行P38で見かけた堀川の遊覧船に乗ることとした。
定員10人程度の舟にこたつ、伸縮式の屋根が付いている。
橋をくぐる際は我々も上体ごと頭を下げなければならない。
なかなか一体感があってテーマパークのアトラクションに乗っているようでもあった。
お堀を一周回るのに50分ほどかかるのだが、船頭さんの面白いトークもあって、そんなに長く感じなかった。
通常見られる場所ではないところから城を観察する、それだけでも話のネタになる。
雪がチロチロ舞ってきて、水鳥たちもあちらこちらでみることができ、舟の中にいるのだけれど、こたつでぬくもりながら、見どころ満載で、とてもおすすめであると思った。
宿の「湯陣 千代の湯」には18時半頃に着いた。
玄関前の駐車場は満杯で、宿の係りの方に離れた駐車場にクルマを停めていただいた。
食事は美味少量プランにした。
少量で物足りなければ追加注文しよう、と思っていたが、とてもおいしくて満足できた。
仲居さんもとても気さくで親切でお話も上手で楽しめました。次の日の観光案内を持ってきてくれました。
温泉もとてもよく温まった。
美肌効果のある硫酸泉質で、お肌にとてもよく風呂上りはすべすべを実感した。
長く運転したためか、22時には床に就いた。深夜はかなり雨が降っていたよう。
うっすらと夜明け前に雨音がしたのを覚えている。
すぐにまた寝入ってしまった(快眠度72%Sleep Cycleによる計測。通常は59%くらい)。
【2日目】
6:00起床 朝風呂、温泉
7:00朝食
2日目は9時半頃出発。出発の際に玉造温泉の町を散策した。
チェックアウト後だったが、クルマは千代の湯さんの駐車場に停めさせていただいた。
若女将さんから快く「どうぞ」おっしゃっていただいたので大変助かった。
雪がちらちら降っていて、そんな中温泉街を歩くのはなかなかの風情であった。
(「ロコグルメ/地域で出会ったおいしいもの特集」にも記載)玉造を後にして宍道湖の周りを走って山口へ。
19:00ころ「ユウベルホテル松政」に到着。予定より1時間半遅れ。
玉造温泉から日本海沿いに山口の湯田温泉まではグーグルマップでは4時間と少しだが、
思いのほか時間がかかった。雪で規制があったためか、あるいは寄り道しすぎたか?
食事もお風呂も想像以上に良かった。地ビール(写真の中央ちょっと上)もいただいた。
この日も。ゆっくり眠れた(快眠度71%、Sleep Cycleによる計測。私の通常は59%)。
【3日目】
6:00起床。朝温泉。8:00朝食
10:00チェックアウト、湯田温泉を出発。
予定は、萩城、元乃隅神社、角島大橋、湯谷湾の日帰り温泉、紅白を聞きながら愛知県まで帰宅。(かなりハード)
(「ロコグルメ/地域で出会ったおいしいもの特集」にも記載)
14:00に萩城を出発し、元乃隅神社へ向かう。
国道191号からそれて、ナビに従い狭い道をくねくねと海岸方向に向かう。
4~5キロくらい走ると、海が開けるのとほぼ同じタイミングで赤い鳥居の一部が見えてきた。15:00。
そのままきれいに整備された駐車場へと促される。料金を払い、奥のほうの空いているスペースに停める。
あとは、冒頭で述べたとおりのフォトジェニックなポイントだらけである。寒さと風の強ささえ気にしなければ、いつまでも居たい場所である。
15:52ころ元乃隅神社を出発し、角島大橋には16:40ころ到着した。
まだ明るい時間に着けて、夕陽が沈む様子を写真に撮ることができた。
角島大橋と夕陽そのあと角島に渡り、島を2周ほどぐるぐる回っている間に陽が沈んだ。
暗くなってから、湯谷温泉「楊貴館」にて温泉を利用し、温まってから中国道経由で帰った。
いいお湯だった。明るい時間に入ると湯谷湾の眺めが素晴らしかったのでは、と思われそれが少し残念であった。
帰りの高速は積雪の場所が多かった。3度ほどSA/PAに誘導されタイヤチェックを受けた。
チェックの係員は深夜、雪の中、クルマを停めさせて、懐中電灯でタイヤをチェックする。嫌なことを言う人もいるだろうに、本当に大変だろうな、と思った。思わず「寒い中大変ですね、ごくろうさま」と声をかけると、ほんの少し間があって、嬉しそうに「ありがとうございます。お気をつけて」と返してくれた。なんだかちょっと暖かくなったような気分だった。
また、時折除雪車の隊列が大晦日の深夜にもかかわらず除雪作業をしてくれており、無事に通れるのもその作業のおかげである。感謝申し上げたい。
写真ー30 中国道PAにて/3度目のタイヤチェックを受けた直後
写真ー31 帰宅後のトリップメーター/1,683.5km
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。