乗鞍岳(剣ヶ峰)登山と大正池付近の散策
昨年(2021年)10月31日に乗鞍岳の登山を計画した。しかし降雪のため路面が凍結し畳平へのバスの運行が取りやめになり、そのまま昨年の運行は終了したため、登山は断念した(ご参考/「乗鞍高原、上高地ドライブ&トレッキング記」)。
さて今年こそは、ということだったが、ぐずぐずしているうちに、乗鞍スカイラインの一部が土砂崩落のため通行不能、というニュースが流れて、今年も断念か...とあきらめかけた。しかしアルピコバスのサイトを見ていたところ長野からは運行しているということが分かった。
そこで雪が降る前に乗鞍岳へ、ということで10月2日に行くことを計画した。
実は私、Mr.シン爺は登山が初めてである。去年、赤沢渓谷や上高地の梓川沿いの平坦な道をトレッキングしたことはあるのだが、今回のように3000m以上の山の頂上まで行こうというのは、生まれて初めてである。この歳で始めたということで、交通機関の最終地から300メートルほどの高低差、初心者でも大丈夫、ということで乗鞍岳を選んだ。もちろん無理はしないつもりである。
ー1日目ー
4:40 自宅出発
7:30 みどり湖PA 写真ー1
9:15 すずらん橋駐車場到着 写真ー2、3
10:20 畳平着 写真ー7、8
11:00 大黒岳着 写真ー10
12:30 昼食
13:50 剣ヶ峰着 写真ー11~16
16:50 すずらん橋 写真ー18
17:00 みすず荘着 写真ー19
ー2日目ー
9:30 チェックアウト
10:00 さわんど駐車場 写真ー23
10:15 駐車場で知り合ったご夫婦と相乗りでタクシー利用(大正池まで)
10:40 大正池着 写真ー24~26
13:00 河童橋 写真ー28
13:30 五千尺キッチンにて昼食 写真ー29、30
15:00 上高地バスターミナル
19:00 土岐よりみち温泉
21:30 帰宅
ー1日目ー
17:05 すずらん橋より5分ほどクルマで走り、美鈴荘に到着。
温泉は硫黄系の乳白色の天然温泉。登山で痛むひざにとても効果的。
体が温まり、よく眠れた。
22:30 就寝
ー2日目ー
6:30 起床
さわやかな朝を迎えた。高原の朝はとてもいい。鳥のさえずり、澄んだ空気、色づき始めた木々、青い空、白い雲。何を見ても、何を感じても絵になる。すがすがしい。そんなことを思いながら、宿の周りを軽く散策した。
さいごに
初めての登山。帰宅してからも右ひざが痛むが、そんなことも吹っ飛ぶほど感動。歳のためトイレとか心配だったが、それも設備が充実しているので、何とかクリアした。とにかくよかった!なんでもっと若いうちに登っておかなかったのかと、それについては後悔。とはいえ今回来なかったら、もう一生登ることはなかっただろう。新しい世界のひとつを垣間見ることができた。いつかは登ってみたいと思っていた乗鞍岳の山頂、剣ヶ峰を制覇した(大げさで申し訳ない)という達成感は何物にも代えがたい。そして次はどこをチャレンジしようかという気持ちがむくむくと湧いてきた。
歳を取ると時間の過ぎるのが速いという。私も時々それを感じ、漠然とした不安を感じてもいた。そんな矢先、ユーチューブで、「時がたつのが速く感じるのは、幼いころに比べて新しいことを体験することが少なくなったから」という動画がアップされていた。なるほどなあと思い、とても感心した。それに従えば新しいことにチャレンジすれば、いいのではないか、ということで、これからも身の丈を考えながらも、新しいことにチャレンジしたいな、と思うシン爺であった。