能登半島ドライブ旅行

2022年7月27日

まずはじめに
先日、能登半島を震源とする大きな地震が発生しました。余震もしばらく続いたと聞いております。地域の方々は不安な日々を送っておられると思います。被災された方、被害にあった方々に心よりお見舞い申し上げます。
この記事は6月5日、6日に我々夫婦が能登半島を訪れた時のものです。

はじめに

「『県民割・ブロック割』というのがあるんだって」と、妻が職場で聞きつけてきて、教えてくれた。コロナワクチンを3回打ったことを条件に利用でき、とてもお値打ちに旅行に行ける。ドライブ旅行好きの我々にとっては願ったりかなったりである。妻は「山梨のバラが見たい」とか言うのだが、確認してみると、愛知県民の場合、山梨は入っておらず、東海地区と北陸が対象であった。したがって、今回は私の好きな北陸を対象に1泊旅行を計画した。
ネットで調べてみると、申し込みのサイトはどれに入ればよいか分からなく、ちょっとわかりにくい。何回かサイトを行ったり来たりして、ようやく石川県のサイトに入ることができた。しかしここからが問題である、日にちを指定して申し込もうとすると、「ゆこゆこ」の会員登録のサイトに飛ぶ。仕方がないので画面に出ている通り情報を登録して申し込むと、また元の画面に。結局ゆこゆこに直接電話して、「ブロック割対象宿」と記載のある宿で、所在地と料理の内容、施設、価格を確認して申し込んだ。カードは使用不可、現金のみ、と言われたのもちょっと残念であった。ネットでは小一時間格闘して予約ができなかったが、電話ではほぼ5分で終了した、私にとってネットのハードルは高い。
金沢には私の好きなお城がある。妻の希望のバラも、「金沢南総合運動公園」にバラ園があり、まさに見ごろであるということも分かってきた。
しかしながら、予約した宿は輪島の「ホテルこうしゅうえん」。金沢からめっちゃ遠いやん、と突っ込まれそうだが、そこはご容赦いただきたい。我々はドライブが好きなのである。

スケジュール
1日目(6月5日)
■  7:00 豊田南IC  
■10:00 尼御前SA 写真ー1~3
■11:20 金沢南総合運動公園 写真ー4~6
■13:30 金沢城 写真ー7~12
■17:30 千里浜 渚ドライブウェイ 写真ー13、14
■19:00 宿に到着/食事 写真ー15、16
■21:00 御陣乗太鼓 見学 写真ー17
■21:30 温泉入浴
■23:00 就寝
2日目(6月6日)
■  6:00 起床 写真ー18
■  6:30 温泉入浴
■  8:00 朝食 写真ー19、19(2)
■  9:00 輪島朝市 写真ー20、21
■10:00 チェックアウト
■10:30 千枚田 写真ー22
■12:15 道の駅「狼煙」 写真ー23~23(3)
■13:00 青の洞窟前 写真ー24、25
■14:15 見附島 写真ー26
■20:00 里山の湯(岐阜 美濃加茂SA ハイウェイオアシス内) 
■22:15 帰宅

本文
■10:00 尼御前サービスエリア到着
自宅を出て3時間ほど。往路は名神から北陸道を走った。日本海沿いには美しい眺めのSAがある。寄らない手はない。

写真ー1 尼御前SA
写真ー1 尼御前SA/海岸線までの遊歩道があるサービスエリア
写真ー2 尼御前岬SA/遊歩道1
写真ー2 尼御前SA/遊歩道1

海岸方面への出口がわからなかったので、案内カウンターの女性に聞いて教えていただいた。売店のわきの通路から出た。何気なく来た人は、たぶん海岸方面までは出ないのではないかと思われた。

写真ー3 尼御前SA/遊歩道2
写真ー3 尼御前SA/遊歩道2 美しい海岸線、日本海はいろいろな表情がある


■11:20 金沢南総合運動公園に到着
駐車場、バラ園とも無料であった。ありがたい。

写真ー4 金沢南総合運動公園 バラ園
写真ー4 金沢南総合運動公園/バラ園入口

運動公園に併設されているバラ園。強豪高校のラグビー大会が開催されており、歓声が鳴り響いていた。そしてバラはまさに見ごろ。思っていたほどの規模ではなかったが、とてもよく手入れされていた。どのバラも美しく、ほのかな香りもうっとりする。艶やかな色、色、色。これこそまさに「妍(けん)を競っている」というのではないだろうか。とてもいいものを見ることができた。金沢市に感謝!

写真ー5 バラ園1
写真ー5 バラ園 1
写真ー6 バラ園のバラ2
写真ー6 バラ園 2


■13:30 金沢城到着

写真ー7 鼠多門橋
写真ー7 鼠多門(ねずみたもん)橋/なぜネズミ?・・・ググってみると、ねずみ色の外観だったからだとか
写真ー8 金沢城三の丸広場
写真ー8 金沢城三の丸広場/太鼓の音が鳴り響いていた。イベントが開催されていた模様。なかなかの賑わい
写真ー9 五十間長屋
写真ー9 五十間長屋/長い!広い!美しい!残念ながら一部工事のため白いフェンスが設置されていた
写真ー10 金沢城石垣
写真ー10 金沢城石垣/なかなかの迫力。金沢城は石垣の見どころが多い
写真ー11 金沢城庭園
写真ー11 金沢城庭園/立派な庭園、百万石の外様大名だけにこういうところに金をかけて天守閣を再建できなかったとみられる。ちょっと悲しい
写真ー12 なぜか真田さん。金沢城に出張に来られたよう。ご苦労様でございます。カッコイイ!
写真ー12 なぜか真田幸村公。快く写真を撮らせていただいた。イベントのため上田城から金沢城に出張に来られたよう。ご苦労様でございます。カッコイイ!


■17:30 千里浜ドライブウェイ

写真ー13 千里浜ドライブウェイ1
写真ー13 千里浜ドライブウェイ1/停車して撮影
写真ー14 千里浜ドライブウェイ2
写真ー14 千里浜ドライブウェイ2/この道を走るのは35年ぶり。とても爽快。おっとカモメに気を付けなければ、、、


■19:00 宿(ホテルこうしゅうえん)に到着

オーシャンフロントの眺めの良い部屋。ベランダには早速お客様が。

写真ー15 ホテルこうしゅうえん
写真ー15 ホテルこうしゅうえん/人懐こいカモメの来訪にびっくり

■19:15 夕食(遅れて到着したため、すぐに食事にしてもらった)

写真ー16 こうしゅうえん夕食/アワビ付き豪華
写真ー16 こうしゅうえん夕食/アワビの踊り焼きもある。豪華!
写真ー17 御陣乗太鼓/すごい迫力
写真ー17 御陣乗太鼓/太鼓の音が腹に響く。バチが折れそうなほどに叩く。すごい迫力。戦国時代、武器のない村人たちが侵略者たちに死ぬ気で立ち向かう様はさぞかし凄かったのであろう。さすがの上杉勢も逃げ出したとか

■21:30 温泉 ナトリウム・カルシウム塩化物泉、美人の湯だとか。いい湯であった。露天風呂からは海が望める。絶景。
■23:00 就寝

■ 6:00 起床

写真ー18 朝のベランダ/朝からカモメ
写真ー18 朝のベランダ/朝からカモメ

■ 6:30 温泉入浴
■ 8:00 朝食

写真ー19 こうしゅうえん朝食/魚をその場で焼く
写真ー19 こうしゅうえん朝食バイキング/盛りだくさん。「ししっぽ」の「いしる漬け焼」がうまかった(ししっぽ=右上の火であぶられているサカナ)

 

写真ー19(2) ししっぽ説明
写真ー19(2) ししっぽ説明/出典はこうしゅうえんのテーブルに備え付けの説明書


■ 9:00 輪島朝市へ。ホテルのマイクロバスで送迎をしていただいた。10時まで30分おきに往復している。チェックアウト後にクルマで行こうと思っていただけにありがたかった。

写真ー20 輪島朝市1
写真ー20 輪島朝市 1 
写真ー21 輪島朝市2
写真ー21 輪島朝市 2/ホテルでいただいた地域振興券を使って魚と輪島塗の箸を購入

■ 10:00 チェックアウト

■10:20 白米の千枚田に到着

写真ー22 白米の千枚田
写真ー22 白米の千枚田

■12:15 道の駅「狼煙」に到着

写真ー23 道の駅「狼煙」正面
写真ー23 道の駅「狼煙」正面
写真ー23(2) 珠洲イラストマップ
写真ー23(2) 珠洲イラストマップ/人工衛星の太陽光パネルにも採用されている「miura-ori(ミウラ折り)」のイラスト地図。コンパクトに畳めて情報がたくさん。とてもおしゃれ。完成度が高い。こんな地図が道の駅で無料でいただけた。感激!
写真ー23(3) 珠洲イラストマップ/拡げたところ
写真ー23(3) 珠洲イラストマップ/さすが「miura-ori」大きく拡がる

■13:00 青の洞窟前

写真ー24 青の洞窟前/絶景の宿
写真ー24 青の洞窟前/絶景の宿
写真ー25 青の洞窟/おみやげ
写真ー25 青の洞窟/おみやげ。まんじゅうもおしゃれなブルー


■14:15 見附島に到着

写真ー26 見附島
写真ー26 見附島/すごい迫力。えんむすびの鐘

復路は東海北陸自動車道、東海環状道を走り、途中の美濃加茂SAにて銭湯「里山の湯」を利用した。
■22:15 自宅着

おわりに

今回のドライブ旅行はコロナ対策の「ブロック割」で、お値打ちに宿を利用することができた。2食付きで1人12,650円のところ5,000円の補助があるため、飲み物等を加えても1人8,500円で済んだ。さらに朝市でも使えるお買物券を1人につき2,000円分もらえるため、びっくりである。金沢城もよかったしバラもきれいであった。日本で唯一の砂浜を走れるドライブウェイも素晴らしかったし、御陣乗太鼓も迫力があって見ていてスカッとした。うまい料理、おもてなし。肌に良い温泉、日本海の眺め、カモメとのふれあい、見附島、千枚田、と見どころ体験どころが満載である。それなのに金沢や能登にはまだまだ見どころがたくさんあって、とても1泊では回り切れるものではない。近々また来ようと思い、帰途に就いた。
今回の総走行距離/891,8km