「苗木城」この骨組みだけなのに何と魅力的な山城か

2023年5月23日

【はじめに】
2023年5月 ゴールデンウィーク。
私たちは岐阜 中津川の山城を見に行った。
その名も「苗木城」である。
少し前から気になっていたが、改めてネットを見てみると、
「絶景!山城ベスト10」の1位に輝いた城とある。
岐阜といえばお隣の県。 これは行っておかねばなるまい。
私たちの城好きの虫が、うずうずと湧いた。

ということで今回は「苗木城」を特集してみたいと思う。
例によって順次書き足しなので、お見苦しい状態が続くが、ご容赦いただきたい。

【スケジュール】
 7:20 自宅出発
 9:10 苗木遠山史料館 到着
10:00 苗木城 
12:30 昼食(籠屋)
13:30 岩村城
ーーー以降は別記事でアップ予定

写真ー1
写真ー1 苗木遠山史料館。 ゴールデンウィーク中なのに残念ながら休館日。 ここにクルマを停め、続100名城のスタンプを押した。 次に訪れるときには、必ず中を見学したい
写真ー2
写真ー2 苗木遠山史料館より10分ほど登ると城に着く。 山城でちょっと構えていたが、思いのほか楽に登ることができた印象
写真ー3
写真ー3 ボランティアガイドさんが何人かいらっしゃった。  
写真ー4
写真ー4 大矢倉(おおやぐら)跡。 見張り台を兼ねた隅櫓(すみやぐら)のようなものだろうか? 想像をめぐらすのが楽しい
写真ー5
写真ー5 登ってみる
写真ー6
写真ー6 大矢倉跡より天守方向を望む
写真ー7
写真ー7 穴? 大きな石が橋のようになっている。 なんでも参勤交代の行列はここをくぐったとか。 ちょっと狭くないだろうか
写真ー8
写真ー8 大矢倉跡 天守側から俯瞰。 ピラミッド? マチュピチュ? 天空の城ラピュタ? この非日常感がいい
写真ー9
写真ー9
写真ー10
写真ー10 巨石の上に築かれた天守台。 なかなかの壮観。 こことは言わず、そもそも天守閣のオリジナルはこんな感じだったのだろうか
写真ー11
写真ー11 「おもてなしツワモノ隊」がいればとても似合いそうである
写真12
写真ー12
写真ー13
写真ー13 城の骨組を見上げる。 城というより砦か? 清水寺の骨組みのよう。 付近に花があるためか、クマ蜂がさっきから飛び交っている。 でもおとなしい蜂だから、刺激しなければ大丈夫
写真ー14
写真ー14 恵那山、木曽川、中津川市街が望める。 吹き抜ける風が気持ちがいい。 鳥たちの鳴き声が心地よい。 山の上の古城、川の流れ、気持ちのいい風、ウグイスのさえずり。 俳句が詠めそうである
写真ー15
写真ー15
写真ー16
写真ー16

 

写真ー17
写真ー17 馬洗岩(うまあらいいわ)周囲45mの巨石/敵に囲まれて水路を絶たれた時、この岩に馬を乗せて米で馬を洗い、水が潤沢にあるように見せかけたという逸話があるとのこと。 岩に馬を乗せてっていうのも、米で馬を洗うっていうのもなあ、、、漱石の「石で口を漱(すす)ぐ」というのを思い出した。 それにならうなら「米馬」か? 現実味がないなあと思ってしまうのは私だけだろうか



写真ー18
写真ー18 かつての苗木城。 切妻屋根だったよう。 櫓が連続している。これは多門櫓の一種か?

 

写真ー19
写真ー19 城山大橋より苗木城を望む

 

写真ー20
写真ー20 『続100名城に行こう』P128
写真ー21
写真ー21 食事屋「籠屋」にて味噌ヒレカツ定食を、、、。 あまり観光地らしからぬチョイス。 でも、なかなかうまかった。 この店はあたりだ
写真ー22
写真ー22 籠屋さんの貼り紙「訓」。 私は釣りをやらないが、なかなか味がある。 開高健さんの名言集とはちょっと違うが、そこはご愛敬で。 わたしはここのおかげで3日間は幸せになった 



【その他】

この日の歩数(この後岩村城も訪問したので、それも含めた歩数)

/12,748歩
山歩きを含めてなので、まあまあである。
帰ってから、ちょっと右の膝が痛んだ。
したがって、帰途に日帰り温泉「バーデンパークSOGI」に立ち寄り十分に温めた。
効果はあっただろうか。
食事もここでしておきたかったが、私たちが到着した時間には、すでに営業していなかった。

少々残念であった。

写真ー21
写真ー21 バーデンパークSOGI。 我々はここで温まった






【さいごに】

遠山史料館で入手したパンフレットによると、苗木遠山氏は10,521石だった。 とのこと。 
1万石の大名が城を持つことはなかったとも書かれている。
確かに数年前にヒットした佐々木蔵之介さん主演の『超高速!参勤交代』の弱小貧乏藩と言われた「湯長谷藩」ですら15,000石である。 それに比べるといかに小藩であったか、であろう。  
ボランティアガイドさんから、「参勤交代のとき、ここをくぐるんですよ(写真ー7)」とくぐり門を教えていただいた。 狭いところを抜けるのは大変だろうな、とは思ったが、参勤交代自体にはあまり違和感はなかった。 自宅に帰ってこうして執筆していると、やはり大変な制度だったのだろうな、ということがうかがえる。
ましてやこんな大きな広い城を維持するのもさぞや大変であったろう、と思われた。